
Works & Projects
一回のカメラ撮影で自動でパイプの本数をカウント、Androidアプリと管理用Webシステムの構築
鉄鋼業の現場では数百から数千もの鉄パイプが重なって管理されています。それらの鉄パイプは、様々な利用用途で地方各地に搬出されます。そこで、鉄パイプが正しい本数分入庫、出荷されているかどうかの検品作業が必要不可欠です。しかし現場では重なっている鉄パイプを手作業1本1本を数えていたため本数が上手く数えられているか不透明な状態で管理されていました。もし間違えていた場合、適切な本数分の余分な搬送コストがかかってしまいます。
そこで本プロジェクトでは1度写真を撮っただけで本数が即座にわかるアプリを開発したい、また一度計量した本数は後から編集して正しい本数になる様に調整する事を目標にスタートされました。今回の依頼者様は独自で本数をカウントする機械学習モデルをお持ちでしたので、APIを提供いただき協業という形でUIやビジネスロジックの開発を主に担当させていただきました。鉄パイプは綺麗に面に並ぶわけではなく表面が凹凸した状態で管理される事が多いなど様々な課題がありましたが、現在では円形のみならず様々な形状に対応する方針でアプリのアップデートが見込まれています。
3つのこだわり
撮影直後、学習済みモデルが搭載された専用サーバーへAPIにより送信され、数秒後に抽出されたパイプの座標情報と本数が返却されます。返却データをもとにカウント情報をプロットした画像と本数を利用者のアプリケーション上に描画しています。
計測されたカウント情報にもし誤ったカウントが含まれている場合、プロットされたカウントされたパイプを表す、丸印をユーザー自身が移動したり追加、削除することができます。丸印の数は自動で数えられているためユーザーの目によって再度数えなおす必要がありません。
各利用者に各端末(各アカウント)が付与され、気軽にアプリケーションを利用することができます。利用者の追加/停止/削除は管理者によっていつでも操作可能です。また管理者は利用者の数によって本サービスの使用料を支払います。



機能一覧
ユーザーから問い合わせられるよくある質問が質問と回答形式でサイト上に表示されます。
本サービスの利用に興味のある方からのお問い合わせを受け付けられるフォームになります。
Webサイトから自身のアカウントを入力することで、Web版の利用者システムへのログインができます。
アプリ内の撮影機能を通じて鉄パイプの本数をカウントするための撮影を行うことができます。
AIを用いた独自のAPIの利用により、精度の高いパイプの本数のカウントを実現しています。
カウントの内容や、パイプの大きさを変更したい場合は編集画面からいつでも編集することができます。
過去にカウントした結果を名前から検索したり、撮影日から絞り込みすることができます。
カウントしたパイプ群に関連する帳票を撮影して紐づけることができます。不要であれば登録をスキップすることはもちろん、メモに情報を追記することもできます。
管理者自身のアカウント情報を編集することができます。メールアドレスやパスワード、そのほか名前などの一般的な情報を更新できます。
管理者に紐づく利用者を確認できます。またいつでも利用者を新しく追加したり、編集または削除することが可能です。
Webサイトとは別にサービスの利用者として、システム管理者に対してお問い合わせを行うことができます。
利用者が最後にいつログインしたのかなどを確認することが可能です。重要なデータの流出を防ぐべく利用者の取り扱いを監視できます。
システム管理者は管理者を新しく追加したり、編集や削除ができます。新規契約時などに新しく管理者を追加するイメージになります。
推測されやすいパスワードを予め設定しセキュリティレベルを担保することができます。設定されたパスワードは設定することができません。
Webサイトまたは管理者から問い合わせられた情報が一元管理できます。一覧化された情報を元にお問い合わせ元の方とお問い合わせを再開します。
Webサイトに表示されているよくある質問を追加したり編集、削除を行うことができます。
プロジェクト概要
- カテゴリ
- Androidアプリ
- 実施期間
- 2021年3月下旬~
- 予算
- ¥30,000,000
- PRJ期間
- 約4か月 ※運用期間含まず
- 動員数
- 4名(PM、DS、SE、PG)
- 仕様技術
- MySQL、Laravel 8、Vue.js、Kotlin
- 依頼企業
- 非公開
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